エクアドルコーヒー農園にJICAボランティア青年海外協力隊として残せたこと

Gandhi(ガンディー)@南米エクアドルのコーヒー農園です。

 

さて、今回は結果には残らないけど個人的に役に立てた、と思うことをまとめます。

うまくまとめられるかな。。

 

協力隊が他の手段での海外渡航と異なるワケ

まずは、協力隊で得られる体験について一般的に説明します。

このブログの読者には、海外滞在経験がある方がたくさんいると思います。

なので、僕の書くことは毎回ある程度納得に近い形で理解していただけているとは思っているのですが、それでも協力隊ってちょっと独特なところがあります。

それは、現地の平均レベルの社会階層に入り込み、同じ目線で一緒に生活するということです。

企業の駐在員でも現地コミュニティに入り込むことはできますが、上流階級だったり、やっぱり管理する立場だったりと、本当の「現地」に触れることはできません。

旅行でも、「よそ者」として扱われるため、村の一員という立場は体験できません。

ここに、協力隊の醍醐味があると思います。

 

まずはぶち当たる壁「上から目線」

同じ目線で生活することにメリットはありますが、デメリットもあります。

それが、上から目線の壁。

協力隊に参加する人のほとんどが、「自分の持ってる知識や技術を伝えたい」という想いを持って途上国に向かいます。

僕もそうでした。

しかし、任地についてみると、「君は何を学びに来たんだい?僕が教えてあげるよ」と言われます。

僕もそうでした。

「先進国の技術を持った自分」が、「途上国の技術の無い人たち」に教えてあげる、というおこがましい志は無様に打ち砕かれました。

相当なショックを受けたのを覚えています。

 

次にぶち当たる壁「何も進まない」

ちょっと見栄を張って、自分はマーケティングのプロだと言うことにしていました。

その結果、じゃあマーケティング関連の仕事を手伝ってもらおうか、という話になりました。

パッケージ作るの手伝ってよ、とか、マーケティングの研修してよ、とか話はもらえました。

ただ、やってみると全然進まない。遅い。

もともと僕がやっていた企業の営業なんて他人の力を借りないと進まない仕事。

僕は他人の力を借りながら仕事を進めていく経験はあるものの、一人でできる事ってほとんどないし、僕が伝えたい仕事の仕方って、コミュニケーションの方法だったり、報連相だったりする。

でも、同僚と話がしたくても、一日に30分が限界。

20分くらい話しても21分目には眠そうになる。

日本なら1週間で終わることが半年かかる。

このゆったり感、日本人には本当に辛いですよ。

 

1日に5分だけ訪れる「仕事の時間」に賭ける

協力隊は現地の人たちと同じ目線で活動するもの。

自分だけが日本のペースで仕事をしようとしても溝ができるだけ。

ということで、決めました。1日に同僚と仕事の話をするテーマは1つのみ。それも、同僚のやる気がでる5分で勝負を決める。

毎日、「今日はこれを進めよう」と決め、同僚が仕事の話をしてくるのを待ちました。

長い歳月を必要としましたが、このおかげで村人たちの仲間に入りつつプロジェクトを進めることができました。

この環境で活動してた割には、ちゃんと成果出せてると思いませんか?笑

目に見える成果については前回ブログ参照↓

エクアドルコーヒー農園でのJICAボランティア青年海外協力隊活動まとめ

 

「まずはやってみる」ことの大切さに気付いてもらえました

目線を合わせて活動を進めていたおかげで、同僚とは昔からの友達のような関係になりました。こうなれば、日常会話の中で自分の哲学を織り込むことも容易になります。

一番一緒に活動していた同僚には、ことあるごとに、「エクアドル人は完璧主義だから何もできない」ということを説明していました。

すると、コーヒー関係者の集会などで、その同僚が「まずはやってみることが大事なんだ」と発言してくれるようになりました。どんな成果より、こういうソフトな面が凄く大事だと思う。

帰国間際に、「Gandhiの言う通り、まずはやってみることが大事なんだ。だから、、」と言って、今後の現実的な活動プランを楽しそうに教えてくれたときは涙が出そうでした。

 

砂糖無しでコーヒーを飲んでもらえるようになりました

コーヒーの生産地なのに、住民は美味しいコーヒーを飲んでいませんでした。

コロンビア産のインスタントコーヒーを飲んでる家庭もありました。

それもそのはず。

皆さん、大量の砂糖を入れてコーヒーを飲んでいました。それじゃあ、味の違いは分からん。

そこで、美味しいコーヒーは砂糖を入れなくても飲める。と伝え聞かせました。

自分たちの作るコーヒーにプライドはあるので、徐々に砂糖を入れずに飲む人が現れました。

今では、砂糖を入れる外部からのエクアドル人訪問者に対して、「美味しいコーヒーは砂糖を入れなくてもいいんですよ」とドヤ顔で言ってもらえるようになりました。嬉しい限りです。

 

自分たちの村が持つ「資源価値」に向き合ってもらいました

村人たちと過ごしていく中で、この村は本当に良い村だな、と分かるようになりました。

人が良い。飯も(エクアドルにしては)美味い。

なので、日本人の知り合いを沢山招きました。

最初は、任地自慢のつもりで呼んでいたのですが、次第に村人たちが自信を持ち始めた事に気が付きました。

人々は、盲目的に自分の村が良いところだと言っていましたが、外部の目から「良いところ」だと言われて、虚勢ではない自信に変わっていました。外部からのお墨付きがもらえたからこそ、観光にも力を入れよう!と村全体が活気づいたんだと思っています。

同時に、楽しそうに村を観光する日本人に対して、好意的な印象を持ってもらえたと思います。これこそ国際交流ですね。

San PlacidoもNoboaも良いところなので僕がいなくてもみんな遊びに行ってね。

 

日本について正しく理解してもらえました

皆さん、エクアドルがどこにあるかご存知ですか?

エクアドルとペルーの違い分かりますか?

エクアドルとコロンビアの違い分かりますか?

分からないと思います。

Gandhiの母親はエクアドルがペルーの一部だと思っていたし、姉はメキシコ料理の写真を送ってきて、毎日こんなの食べてるの?と言わんばかりのLINEをしてきました。

それと同じことが現地でも起きています。

日本と中国の違いは理解されていないし、チャウラファン(エクアドルの定番中華メニュー)は作れるか?と聞かれたりする。

遠い国のことは分からんのです。

でも、僕がいたことで日本に対して身近に思ってもらえました。

少なくとも、中国と違う国であることは認識してもらいました。

近所では、「おはよう」と声をかけてくれるようになりました。

 

かけがえのない友人になれました

同じ目線に立つ一番のメリットはこれです。

これまで、海外で仲良くなる人はいましたが、だいたいがエリート層でした。

田舎の農村の村人と友人になれるなんて、協力隊くらいしかないと思います。

村全体で、僕のことを家族の一員のように扱ってくれましたし、送別会ではみんな涙を流してくれました。

彼らが日本に来るのはほぼ不可能なので、またいつか訪問できたらいいな。

 

まとめ

ベタな感じでごめんなさい。

2年間の生活を通して感じたことや、考えたことがもっとあったはずなんですが、いざ書こうとしてみるとうまく出てきません。

やっぱり、その都度整理しておかないとダメですね。

また思い出したら何か書きます。

 

せっかくなので、ブログ自体は細々と続けようと思っています。

運用にそれなりにお金がかかるので、広告貼りましたが許してください。まだ全然赤字です。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

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