今更だけど、中間報告の話
Gandhi(ガンディー)@南米エクアドルのコーヒー農園です。
体調は復活しました。
これから、ぼちぼちやっていきます。
しかし、体調は復活したものの任地でのイベント(Matsuri en Noboa参照)も終わり、特にやることも無いことに気付きました。
一応活動はしているのですが、自分からドライブする事は何もしていません。
ここで、今一度活動を整理するためにも、8月に行った中間報告について振り返りたいと思います。
中間報告とは
いつもは誰にも縛られない各青年海外協力隊員が一体何をしているのか、きちんとJICAや他のボランティアに対して説明するイベントである。
このイベントには普段一緒に活動している同僚も参加し、プレゼンはスペイン語で行う。つまり、誤魔化しが効かないのだ。
スペイン語での発表!?すげー!と思う人もいるかもしれませんが、
第二外国語以下の外国語でのプレゼンは流暢に話せなくて当たり前でハードルが下がるのでむしろやり易いです。
英語が一番きつい。
ということで、発表内容をさらします。
適当さがバレますが、それもいいでしょう。
表紙
とりあえず、お気に入りのコーヒー加工場での写真を見せたかっただけ。。
アウトライン
・自己紹介
・活動環境
・やるべき事
・やった事
・これからやる事
自己紹介
学位と職歴が全く異なるのはエクアドル人にはなかなか納得してもらえないところ。
職歴をやや丁寧に説明。ここでの説明は活動紹介をする上で結構重要になってくる。
写真は中国の敦煌。良いところなので、是非行ってみてください。
活動環境
これは、他の隊員向けに作ったスライド。
所属先は県庁ですが、活動先はコーヒーの生産組合。
さらに、活動している生産組合2つは、80km離れています。
所属先、活動先、居住地がここまで離れてる隊員は南米には他にいないのでは?
活動先紹介
CEPROCAFE/ASPROINCAMについて紹介。
写真はドローンで撮りました。
どちらもとても良いところなので、是非遊びに来てください。
ボランティア要請背景
簡単に説明すると、メインの活動先であるCEPROCAFEでは、Pergaminoと呼ばれる皮付きコーヒー豆まで加工して、その後は最終加工会社に卸していた。
そのため、消費者とのつながりが無く、卸値もNY先物取引に左右されてしまい収入も不安定。
その状況を打開したく、最終加工品を作りたい。でも、売り方が分からない。
とりあえずマーケティング知ってるボランティアでも呼ぶか。
という感じです。
余談ですが、この最終加工品、まだ出来上がっていません笑。
計画性の無さが清々しい。
当初感じたやるべき事
・新しい市場を見つける
・パッケージを良くする
・加工に改善を加える
・競合を知る
・他の文化を教える
最初の3ヵ月はひたすら状況把握するだけで精一杯でした。。
誰も教えてくれないし、そもそも同僚たちは日々の生活に精一杯で、ここまで把握するのにだいぶ苦労しました。
とにかく、教えてくれるのは下ネタのスラングだけという状況。
田舎隊員の辛さです。
やった事
・パッケージ改良
・HPの改良と更新
・中国と日本へサンプル送付
・英語、日本語、中国語で紹介資料作成
・国内市場開拓
・マーケティングについてのワークショップ実施
・コーヒー農園ツアーの企画
やった感を出すのは上手いかもしれません。
しかし、実際はたいしたことやっていません。やっただけで結果には結びついていないんです。
それでも、JICAの信用を得れたのは大きい。
パッケージ改良
何のことも無い。
左のバナーにある長ったらしい文字列をパッケージに使おうとしていたので止めました。
最も伝えたいこと3つを選んでもらい、要約しました。
ちなみに、まとめの謳い文句:Tres claves para darte un momento de “Encanto” は僕が考えました。
商品名の”Café El Encanto”にもかかっていて、我ながら良いフレーズが書けたと思っています。
言語覚えたての外国人にニュアンスの相談をしてくるくらい、ここの同僚たちはスペイン語に難ありです。
未だに、CEPROCAFEではスペイン語の確認をさせられます。不安しかない。
HPの更新及び改良
ホームページやFacebookのファンページを誰も更新していなかったので、更新を担当するようになりました。
やることない日はとにかく更新するようにしています。
組合の名前をGoogle検索すると一番に出るようになってので、まずまずの効果でしょう。
興味ある人はCEPROCAFE及びASPROINCAMでGoogle検索してみてください。
以前は、検索しても変な組織まとめサイトしか出てこなかった。
ホームページを更新した結果
なんと、ホームページを見たというアメリカ人がASPROINCAMに遊びに来てくれました。
こんな効果が出ると思わなかったので、思わず同僚とハイタッチしてしまいました。
こういうの、すごく嬉しい。
中国市場や日本市場への挑戦
たまたま、エクアドルの知り合いの知り合いが中国の展示会に参加すると聞いたので、サンプル及び名刺を持って行ってもらいました。
結果、ほぼ何も得られませんでしたが、中国進出の準備が進んだとは思います。
何より、中文名刺を作れたのが嬉しい。
CEPROCAFEの同僚は、自分たちは世界でも受け入れられてるアピールをするために、この名刺を使ったりしています笑。
また、中国の話とは別に、僕のブログを見たエクアドル在住の日本人の方から連絡を頂き、カスカラ(普段は捨てているコーヒーの皮)の輸入について相談を受けました。
結果的にペンディングになってしまいましたが、”同僚たちが今捨てているものの有効活用”について考えてくれるいい機会になりました。
国内市場開拓
国内市場開拓も忘れてはいけません。
輸出って夢があるけど、結局仲介業者が多く入って十分な利益が得にくいんですよね。
エクアドル国内でもドリップコーヒーを飲む文化が育ちつつあるので、国内向けの販売を強化した方が実入りは良いのかも、と思っています。
ポルトビエホのカフェ、マンタ空港、キトのヒルトンホテル、サリーナス、、等々アタックしています。
勝率は3割くらいしかありませんが、この活動は結構楽しい。
マーケティングについてのワークショップ
とても協力隊っぽい活動。
協力隊と言えばワークショップです。
CEPROCAFEで一人で行ったり、他の隊員と協力して行ったりしています。
総じて好評ですが、果たして効果があるのかは疑問。
若干、ボランティアの評価を高めるためのパフォーマンスな面もあります。
でも、人間関係だけで物事が動くエクアドルでは、評価を上げる行為も大事な活動だと自分を納得させています。
コーヒー農園ツアー
遊びを強引に活動に結びつけています。
JICAへの活動計画書にも記述しているので、オーサライズされた活動です。
本当は知り合いが任地に遊びに来てくれているだけ。
自分にとってみれば、「遊び」です。
ただ、これによって、任地の村人たちが外国人(特に日本人)を抵抗なくアテンドできるようになりました。
結果的にコーヒー農園ツアーを本格的にやり始めるための土台になっていることでしょう。
友人の任地訪問=僕の活動の一部 なので、みなさん気にせずに遊びに来てください。
今後の活動計画
スライドにはぐだぐだ書きましたが、一番重要なのは、これまでやった活動のフォローでしょう。
国内に拡販するためにできたコネクションをどう使っていくか?
中国市場にサンプルは出したけど、その後どうなっているのか?
カスカラティーはどうするのか?
コーヒー農園ツアーはどう整備するのか?
ホームページはどう引き継ぐのか?
などなど。
簡単に見えますが、これが結構大変だと思います。
エクアドル人は兎に角動かない。
何度も何度も催促しないといけないし、ある程度はこちらで資料を作ってあげたりしないといけない。
そもそも、活動場所にいつ来るか分からないのでミーティングの時間なんて取れない。
とかね。。
まあ、ぼちぼちやっていきます。