言語から見える各文化圏の仕事観

Gandhi(ガンディー)@南米エクアドルのコーヒー農園です。

8月はさだまさしがキトに来たり、中間報告があったり、イベント盛りだくさんでなかなかブログを書く時間が取れませんでした。

中間報告会については、気力がある時にまた書きますね。

今回は、ライトな感じのコラム風記事を。

テーマは仕事観。

言葉の成り立ちで、考え方の背景が分かる

外国語の勉強ってすごく面白くて、学んでいるうちに、文化の違いが見えてくるんです。

各単語の成り立ちで、その文化圏が物事をどうとらえているかが分かります。

 

例えば、「ありがとう」

ありがとうとは、「有難い」、つまり、「当然ではない」ことを表しています。

一方、スペイン語ではGraciasといいます。

Graciasの語源はGracia(神様からの恩恵)。つまり、何もしなくても受け取れるもの。

 

ラテンアメリカでは、面倒な注文をしあう文化があります。

そして、注文に答えないと「エゴイスタ(自分勝手)」の烙印を押されます。

 

お願いは聞いてもらえて当然、だって神様からの授かりものだもの。

という考え。(だと勝手に理解している)

日本での仕事は、「何かに仕える」こと。

さて、本題に入ります。

英語、中国語、スペイン語を学んで、興味深いと思ったのがそれぞれの「仕事」を意味する単語。

それぞれに性格が表れています。

 

まず、日本語の「仕事」は、「事に仕える」と書きます。

つまり、何かに従事することが働くこと。

仕事する人=サラリーマンと連想してしまうのも自然です。

会社にいる時間が長いほど仕事してる感が出るのもこのためなんでしょうね。

 

英語圏は「機能すること」、中国語圏は「何かを生み出すこと」、スペイン語圏は「苦労すること」

まず、皆さんご存知の英語。

英語で仕事は「work」と言いますよね。

気の利いた人はすぐに分かると思いますが、「work」には「機能する」という意味があります。

そこから考えるに、イギリス系の人たちにとって、仕事とは機能することなんです。

機能しないと仕事したことにならない。

何とも英米風。

 

一方、中国語では「工作」と言います。工も作も「何かを作り出す」という意味(のはず)。

つまり、中国人にとって、何かを生み出してこそ仕事をしたと言えるのです。

 

そして、スペイン語の「trabajar」これは、ラテン語のトラバーユ(労働)が語源だと言われています。トラバーユには、苦労するというネガティブなニュアンスが含まれているらしく、ラテン人にとって、仕事とは辛いものです。

そんなこともあるのか、エクアドル人は全然仕事しないです。

 

「楽しい事も仕事になる」ということを伝えたい

日本でもエクアドルでも、負荷は違えど仕事は辛くあるべきだという風潮を感じています。

でも、それって世界の真理ではない。

英語圏では機能していればいいと思われてるし、中国語圏では何かを生み出していればいいと考えている。

辛くなくてもいいんです。楽しくてもいいんです。

 

働き方改革の波がここまで来て、スペイン語の「trabajar」が「funcionar(機能する)」とか「crear(想像する)」とかにならないかな。もしくは、「disfrutar(楽しむ)」とかになったら最高。

 

そうなれば、みんなもっと仕事してくれるでしょう。

 

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