他人事ではなくなる協力隊
Gandhi(ガンディー)@南米エクアドルのコーヒー農園です。
突然ですが、協力隊に参加すると、世界が一気に広がります。
海外に出るから当たり前、と思うかもしれませんが、そこではありません。
所詮一ヶ国しか経験できないし、しかもそこは超ローカルな環境だからです。
遠くの国の小さな町の全然知らない文化の一つを知れたかな、というくらい。
では、何故世界が広がるのか。
それは、全世界で協力隊の仲間たちが活動しているからです。
しかも、今はSNSで簡単に海外と繋がれる時代。
世界各国の情報がほぼリアルタイムで自分のタイムラインに流れてくるのです。
そんなこんなで、毎日協力隊仲間たちのフェイスブック投稿を見るのが楽しくてたまりません。
しかし、良い事ばかりではありません。
世界中の悪い事も、身近なものとなるのです。
例えば、ネパールで飛行機の事故が起こるとする(実際に起きてました)。
ネパールには、共に駒ヶ根訓練所で苦楽を共にした協力隊の仲間が何人もいる。
ニュースを聞きつけたとき、とても心配な気分になる。
この頃、ニカラグアという中米の小さな国の政治情勢がとても不安定だというニュースが耳に入ってきました。
おそらく、日本にいるときにこのニュースを聞いても何とも思わなかったと思う。
小さな国でなんか起きてるらしいわ。くらいしか思わない。むしろ、そんなニュースを耳にすることも無かったでしょう。
しかし、ニカラグアには訓練所で共にスペイン語を勉強した仲間や、野外合宿で同じチームになった人たちがいる。
日本とはほとんど無縁と思われる、遠くの小さな国の出来事が、リアリティを持って認識されるのです。
まずは、全員が無事でいられることを願うばかりです。
現在70ヶ国、2000人近い人たちが青年海外協力隊として活動しています。
これは、これらの国々・地域の出来事が他人事ではなくなることを意味しています。
派遣前は全く気にしていなかったけども、世界がとても身近に、かつ、とても繊細に思えるようになりました。
このブログを読んでいる日本にいる人にとって、関心があるのは日本周辺や僕がいるエクアドルのことくらいでしょう。
しかし、世界中で僕のような日本人が活動していると考えてもらうと、世界がもっと身近に思えるかもしれません。
まずは、世界の出来事に関心を持っていただけたら嬉しいです。
なんか真面目な話になってしまいましたが、今日はここまで。